知人に勧められて観てみました。
感想ですが、面白かったです。
ミルドレッドのキャラクターがパンチ効いてて最高でした。
口悪い、暴力的、やられたらやり返す、自分に抗う者は全員敵、といった感じで清々しかったです。
この作品ですが、作者の伝えたいことが1度ではわからず観直しました(笑)
導き出された答えは「怒りと愛」というテーマ。
作中であらゆる出来事が起こりますが、行動のもとにある感情が怒りなのか、それとも愛なのかによって明確に結果が変わっています。
それこそがこの作品のメッセージなのかなと思いました。
この視点を持って観ると全て腑に落ちるほどすんなり話が入ってきました。
登場人物の心境や行動の変化もこのテーマを胸に観てみるとしっくりきます。
また、単なるバイオレンスの多いクライムサスペンスではなく脚本も面白かったです。
予想を良い意味で裏切ってくるシーンが多く、観てて飽きない感じでした。
きわどいトピックもサクッと折り込まれていて見応えもありました。
演技面ではミルドレッドを演じたフランシス・マクドーマンド、悪徳警官ディクソンを演じたサム・ロックウェル、ウィロビー署長を演じたウディ・ハレルソンなど演技派が集結して素晴らしい表現力でした。
ピーター・ディンクレイジ、ルーカス・ヘッジスも出ていて個人的に嬉しいキャストでした。
特に、ウディ・ハレルソンとルーカス・ヘッジスが最近好き。
こんな感じです。
興味ある方は「怒りと愛」というテーマを胸に観てみてください。
以上、「スリー・ビルボード」レビューでした。