gantz2020

スリー・ビルボードのgantz2020のレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.9
レイプ殺害された娘の捜査の停滞に納得できない母親が3枚の広告板を道路に出して警察(署長)を非難する。そこから問題が発生、拡大して様々な人達を巻き込み傷つけていく…

母親の怒りの矛先がどんどん変わっていき、行き詰まっていく様子に胸が痛かった。
彼女は犯人を逮捕して欲しいと言う目的以外に、疎外感に我慢がならなかったのだ。(現実でも犯罪被害者の遺族がインタビューに必ず答える「事件が忘れられるのが辛い」)
ラストも考えさせられる、余韻の深い映画だった。
ここでもサム・ロックウェルが良い演技。
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