このレビューはネタバレを含みます
ゾンビ映画だと思って借りたら違ったが、良い意味で期待を裏切ってくれた。感染者が理性を保っているのは新鮮だった。
こういう大勢での殺し合い系は、ハラハラしたりグロかったりといった要素が強く出てくると思うのだが、この作品はそれとは違って終始 “爽快感” が強かった。テンポも良く、見ていて飽きない。
主人公の男性が、決して強くないのにどんどん覚醒していく様からは目が離せなかった。それから、彼と協力する金髪ヒロインがとにかくカッコいい。血みどろな社内で楽しそうに笑ってたり、サングラスをキメながら敵をボコボコにしたり。
強いて言うなら、タイムリミットを迎えた後の描写が殆ど無かったので、少しは欲しいと思った。会社はどうなったのか。ウイルスの問題はどうなったのか。そこら辺の現実問題に何も触れていないけれど、ここで終わるのもありっちゃありなのかな。
主人公とヒロインのその後を想像してニヤニヤしてしまうのであった…
