幼い子どもを拉致した夫婦(夫はマーク・ハミル)が自作の教育番組を見せて子どもを養育する。大人になって実親の元に戻された子は、育ての親との心の繋がりを保つために教育番組の続編を作り始める。
なんちゅう話や!という感じです。
隔絶された環境に育った子どもが社会性を獲得する話でもあれば、血のつながらない親に育てられた子が、疑似家族と血縁家族との間で揺れる話でもあります。そんな主人公が社会や家族と繋がるための唯一のツールが「映画」だった。なかなかよく考えられた映画だと思います。低予算映画ゆえのチープな作りが逆にうまく生きていましたね。
フジ「ミッドナイト・アート・シアター」にて。