2018年 劇場鑑賞作品 58
この作品の核となるアニメーション『ブリグズビー・ベア』の世界観が本当に秀逸で、最初の数分でガッツリ掴まれ、作品を見終わる頃には大好きになっていて、帰り道ではふと主題歌口ずさんでしまうくらい。
思いやりのすれ違いや、エゴや、勘違いから生まれるボタンのかけ間違えはいつだって避けられないけれど、それでも優しさに溢れた人たちだったらこんな結末を迎える事が出来る。
こんなふうに、マイノリティーの子どもたち(主人公は25歳だけど)が育っていけたら世界はすっごく素敵になるんじゃないかなって思わせてくれる作品でした。
主人公はいつも、ポジティブで、人を恨んだりしないし、ありがとうの気持ちを忘れないし、反省して、前にすすむ。それは全てブリグズビー・ベア(古いお父さん)が教えてくれたこと。
万引き家族が話題になっている日本ですが、それに通じるようなお話だなあって思ったし、たくさんの人、若い人にも見て欲しい作品。
マーク・ハミルのナレーション吹き込むシーン、きゅんとさせすぎ〜〜。