フンワリいい話なのに、たまに設定の妙にはっとさせられるよい映画だ〜と思った。日曜日の夜見る映画っぽいのに、優しさポルノ感が少なくて、遠くからの温かい気持ち…というかんじで大好きな映画になった。プロップがかわいすぎていちいち欲しくなる。
「被害者」たちがそれぞれのペースでその状態か脱し、お互いの人生・生活に参加していく様が描かれるたびにホロリとする。出てくる人たちに悪人がいない状況は、リアリティがないと思うひともいるだろうけれども、各人の置かれている状況とそれに応じた振る舞いはとても自然だったと思う。立場や考え方が違った他人を受け入れていく、という眼差しがとても強くて、わたしはこういう作品は大好きだな〜。
