なんとも不思議映画。みてよかった。
登場人物もいい人たちばかりで、それも好き。
悪役とされてる人たちでさえ、万引き家族でもそうだったけど、彼らから悪意は感じられなくて、でももちろん犯罪だし、起こらなかったことにこしたことはないんだろうけど…複雑な気持ち。
主人公のジェームズに至っては、善悪の区別さえなかったんだろうな。あ、万引き家族にもスジは似てるとこあるな。でもこの方向で、重くならず、もう一つの大きな、映画作り、というテーマの後ろにうまくしのばせながら描ける監督も稀有な人物だ。
彼にとって、世界の全てで心の拠り所だったものが、最終的にやっぱり彼と家族を救ったというのも、なんだかいいなぁ。あそこまでブレない信じられるものがあるってうらやましい。
最終的に、彼のパッションの前では、家族、友達、警察、犯罪者もみーーんなスタッフ♡⍢⃝♡ なのだ。
追記
そして、特典映像を今見ていたら、監督と主演は小学校か
一緒で、脚本家も中学から一緒だと。だから、このグルーブなんだーーー納得。動画作ってネットに投稿してそこから、プロデューサーの目に留まったというリアルな経験も、この映画の脚本に活かされてる。
やっばどんな大作でも、映画には作り手自身が濃く練り込まれちゃうものなのですね。