薬物の違法所持で保護観察中のオリー。更正し社会復帰目前で疎遠だった義理の妹が突然訪ねてきて…。崖っぷちギリギリ姉妹の人生立て直し物語。
公開が楽しみでしかない「ザ・マーベルズ」のニア・ダコスタ監督の過去作品を予習鑑賞。
テッサ・トンプソンさんが出てるので作品自体は知ってはいたのですが、スコアがあまり高くは無いのでスルーしていた作品。
うん、地味。
タイトルとパッケージからはアクション映画的な印象を受けますが、その要素は全く皆無。
リリー・ジェームズ→「ベイビー・ドライバー」→「ヘヴィ・ドライヴ」だ!!って安易過ぎるでしょ!!ほぼ詐欺のようなタイトルとパッケージと煽り文句。
ドライブシーンですら本編中では差程重要なシーンでは無い…。
不幸な姉妹が自らの境遇を変える為に歩み寄り、勇気を出して一歩を踏み出す物語。
詰まらない訳では無いですが、メチャクチャ大きなトラブルに巻き込まれるとか、犯罪が露見して逮捕されそうになるとか、そういうドキドキ感も無いんですよね…。
アクション映画を期待して観るとかなりの肩透かしになっちゃうかなと。
ただ決して悪い作品では無いです。日本版は完全に打ち出し方を間違えてるよ!!
「ザ・マーベルズ」同様、女性同士の関係性を描いた作品なので多少なりとも監督の作家性や雰囲気は感じられたかなと思います(と言うか思いたい)。