この映画、原題がネタバレらしく(笑)
観終わってから、原題調べたらなるほど、と。
邦題の方がベターですね。
WOWOWの録画での観賞だったんですが、カルト宗教を扱ったSFスリラーとあおってあって、どんなもんなんだろうと観賞スタート。
J・ベンソンとA・ムーアヘッドは「モンスター 変身する美女」で注目された新鋭の監督らしいですが、残念ながら「モンスター 変身する美女」は未見です。
今の生活に不満たらたらなある兄弟の描写から映画はスタート。その兄弟、ジャスティンとアーロンは10年前にあるカルト集団とされる自給自足の村“アルカディア”を脱走して”普通”の生活をしていた。
いろいろ上手くいかず途方にくれた兄弟のところに“アルカディア”から送られてきた1本のビデオテープ。そのビデオを観た事がきっかけで兄弟は“アルカディア”に戻ることになるが…。
ってお話。
“アルカディア”に戻ってからの兄弟の生活は、普通のようでいてかなり奇天烈。
10年ぶりに会う住人は10年前と変わらず少しも年を取っていないように見えたり、空からロープが降ってきて、そのロープがどこに繋がっているのか全くわからなかったり、住民が兄弟に敵意むき出しだったり。
そして中盤以降、村に隠されたある大きな秘密が明らかにされていくんですが…。その描写がかなり不気味で。
ラストは考えオチなのかな。ちょっと肩透かしでもあり、でも僕が思うよりももっと深い意味があるかもと思ったり。
なんかのらりくらりと様々な謎に翻弄された作品でした。