過激なシーンもあるが、それに勝る内容の濃さ。芯がしっかりしているから結末をきちんと見たいと思う作品。
生まれてくる子のせいではない。
生む親のせいでもない。
では、誰のせい？
政府の？社会の？大人の？
いったい誰のせいだったのか。考えさせる作品。
7人揃って1人の人格。それでも7人それぞれが持つ個性と性格。
見えないところで溢れるその差異が及ぼした結末でもあるけど、きっと7人全員同じことをしたのではないだろうか。
少子化を迎える現代日本には起こりえないであろう政策だが、もしこのような政策が出されたら我々は彼女らのように強く生きていけるのだろうか。
彼女たちは、7人いたからこその強さはもちろん、一人一人の強さもあってこそのカレンだったのだろう。
