ジャッキーケン

ワンダーウーマン 1984のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.8
84で未来を感じろ!
Future nostalgic movie!!!

第一次世界大戦でチーターぶりを発揮したワンダーウーマンが今度84年のワシントンD.C.で活躍!ストレンジャーシングスに出てきそうなthe 80sなモールで強盗を退治するオープニングアクションの一つであるコマンドーのターザンをワンダーウーマンが行くこれぞアクションフューチャーノスタルジー!

もう一つのセミッシラ版SASUKEをするオープニングアクションも幼女時代のダイアナがイカツイけどムチムチセクシーなアマゾネス相手にあ、もうちょいで勝てるかもと思っちゃうSASUKEも好きだ

石油王を夢見るペドロパスカルがなんでも願いが叶うドラゴンボールみたいなのと一体化したことで人々の願いを叶える、側から見れば良いことしてるように見えるんだけど全て実現化してしまうと帰って人類存続の危機に陥っていく「世界の危機vs一人」このキャッチコピーはそういうことどったのか!まさかの着眼点で斬新だった

可愛いおばちゃんことクリステンウィグがダイアナのような人になりたいと願うや超人パワーを身につけてさらにはケモナー大興奮なチーターへと変貌していく!クリステンウィグがだんだんセクシーになっていく今までのナードな自分とはおさらばウィグによるonce again ストーリーになっていて隅っこにいた側の人には感情移入せざるを得ない

ダイアナもあの人にもう一度逢いたいと願うことでスティーブが現れる!(外見は別人)スティーブとのロマンス再び!
アメコミ映画史上スティーブ&ペギーに匹敵するぐらい好きな二人なだけに
80年代にリボーンしたスティーブが未来型80sにファッション、建物、文化なにもかもが原人ピクルのようにリアクションするコメディポジションとして良い役割を担ってた、そして1作目に続き闘いを決意するダイアナの背中を押すところは熱い

ワンダーウーマンのアクションはミリタリーに超人をプラスした新たなアメコミアクションイズムを生み出した前作の方が好きだけど本作は荒々しさを抑えてワイヤーアクション主体とチーターの獣アクションのぶつかり合い、どのワンダーウーマンのアクションとっても芸術的

ただ80s映画としてはもっと80sな文化、映画、音楽とかポップカルチャー的要素がもっと欲しかった。最初のモールシーンとスティーブのファッションチェックシーンは80sの匂いビンビンだった、場面転換のシーンとかで80sポップが流れるだとか80sに唸らされるといったところがそんなになかったのが残念だった

それとメインヴィランのペドロパスカルの能力によってポリティカルに世界が破滅へと向かってしまうという展開が話についてくのが変に複雑で「うん、んんん?」みたいな分かりやすさに欠ける
まだシリアス味のある第一次世界大戦の方がハラハラできたかなぁ
それとポリティカルに世界が破滅へ向かうといったものだと「キャプテンアメリカウィンターソルジャー」が完璧だったしそれに比べるとうーんそこまでといった感じだった、良くも悪くも冒険活劇色が強い
ワンダーウーマンのキャラ自体がそうだけど

総合評価で見ると1作目の方が傑作