山尻

ワンダーウーマン 1984の山尻のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

いや〜これキツかったわ〜!!

最初っから期待してなかったけどそれを下回る見どころの無さに正直感心しました!!
ガル・ガドットの魅力だけで2時間持ってたと言っても全く過言ではないですね!!
久々スタッフロールも見ずに出てしまいました…

時代背景として所謂80年代アメリカノスタルジーってことでやりたかったんでしょうけど、前半それが強すぎて押しつけがましいというか、俺世代じゃねえからそおいうの全然分かんないし?生き返ったクリス・パインの服のセンスと当時の流行のズレ?みたいなのもまるでピンと来なくて大丈夫かこれ??的な???
かといってそれが分かる世代はそもそもこの映画観ない層なんじゃ…って勝手に心配になりました。

前作でも感じたんだけど、ワンダーウーマンってメイン武器が縄と腕クロス悪霊退散!でどうしてもアクションが単調になってしまうからもっとキャプテンみたいに工夫を凝らした格闘とか目新しいCG技術とかで見る方を楽しませて欲しいんだけど、今回もそれは叶えられず、唯一の新武装黄金聖闘士付けても大して変化もないしマジで辛かった…

んで今回の悪役、人々の願いをパワーにして代償として自分の目的?を達成させる…のが目的?副作用で世界が大混乱…??終いにゃ核戦争が勃発してあわや自分の息子の命が危ない!ってんで急に正気に戻ってメデタシメデタシ…ってなんじゃそりゃ!!!
まあ今どきただの勧善懲悪の悪役ぶっ飛ばしてスカッと爽快!みたいのは期待してなかったけどせめて前座のバーバラ戦くらいもうちょっとカタルシスがあっても良かったんじゃない???
あと願いでパワーアップしたバーバラの風貌が第一段階で往年の中島美嘉みたいになったのはまあ良いとして、第二段階が実写版キャッツ???なんで???あとゴールドアーマー弱くね???キャッツに羽根メチャメチャに毟られてたし…
(結局バーバラが願いの代償として失ったものって何だったんだ???)

それにワンダーウーマンもバーバラもなんで走り方あんな昔のたけし番組のカールくん人形みたいな走り方なんだよ!?
ガル・ガドットがクリス・パインに別れを告げるいい感じのシーンでせっかくジーンと来そうだったのに直後あんな走り方されたらもう笑ってしまうやんけ!!!

押し付けノスタルジーと20年前レベルのアクションとなんちゃってポリコレとが絶妙にマッチしないとにかく何もない虚無みたいな映画だった…
なんか毎年年末に観納めの映画っていつもこんな感じの不完全燃焼で釈然としないまま終わるんでなんだかなあ。
山尻

山尻