このレビューはネタバレを含みます
私はシルバー仮面の宇宙人が好きで
キルギス星人やチグリス星人の
池谷仙克氏のデザインは
ウルトラマンシリーズ等にも負けない独特な魅力があると思っています。
今回、その二大宇宙人が
現代風にリブートされると聞いて
公開前から歓喜しておりました。
ややグロテスクになりつつも
当時の雰囲気を残しているので
とても楽しみでした。
本編でもスペクトルグラスや
轢き逃げ攻撃など原作を
リスペクトしたシーンが多く、
人間に擬態したチグリス星人が
正体を現す
シーンは見事でした。
自身のアジトでぽてぽてと歩く
キルギス星人も愛らしくさえ感じました。
しかし…
個人的にかなり残念だったのが
せっかくカッコいいシルバースーツがあるのにチグリス星人やキルギス星人とシルバースーツが戦うシーンがほとんど無く
(ラストでキルギス星人の頭をぶち抜きますが)
つるつる頭のおじさんと戦うという少々絵的に映えない戦闘シーンしか無かったことです。
シルバースーツもとてもカッコよかっただけにいまいちパッとした活躍が無かったのは悲しかったです。
レッドバロンは未視聴だったので
詳しい事は分かりませんが
レッドバロンサイドも、シルバーサイドも
デザインはとても素晴らしいものでした。
レトロな特撮作品の雰囲気を味わえる
良い作品でしたが
少々、予算の都合というか
尺の足りなさを感じさせられる
ストーリーでした。
自分みたいに昔の宇宙人が好き、という
物好きの方以外にはあまりお勧めはしません(
ラストシーンの
まさかのアイアンキングには驚かされました…
個人的には次回作も楽しみにしたいと思います(笑)