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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのmanamiのレビュー・感想・評価

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あああああああああああおわっちゃった。公開初日、朝8:20からの回で観ました。IMAXで観てよかった。授業休んでよかった。台風の中映画館行ってよかった。でもやっぱりspectreまでちゃんと見返してから行きたかったな。また行こうかな。

悪役が弱いとのレビューも結構ありますが、ストーリー上の印象は確かに弱いんだけどじゃあこれに深み足して2時間の映画2本にぶった斬ったモノが観たいかと言われると違うような。

個人的に光の使い方が最高なシーンとCliché過ぎて苦手!な部分の差が大きくて4.8です。あとなんかSW感もあった気がするけどIMAXカメラで撮るとどうしてもこうなるんですかね……?

ここから先はほぼプロット説明のようなレビューになってしまったのでネタバレどころじゃ無いです。映画観てない人は読まないでください、本編を見てからにしてください。お願いします。絶対後悔しないので。






























イタリアでのシーンは正直ロマンチック過ぎたといいますか、キラキラしすぎたといいますか。Madeleineの過去シーンは好きでした。あとカーアクションは良かったなあ。

からのBillieのNTTDへのトランジションめちゃくちゃ良かった。最高でした。

そして時は経ち5年後(まさかこの映画でX years later出てくるとは思わなかった)
ここのシーンの入りがめちゃくちゃ綺麗。ロシア人科学者によるクスッと笑える部分もあり。脱出シーンのメカニズムめちゃくちゃ好みでした。

次の土地はジャマイカ。ボンドの住んでる家がめちゃくちゃ羨ましくてですね。Felixと再会、新007とご対面。Felixとの再会喜んでるボンドも良かったしご対面のシーンはプールの反射がとても綺麗でした。

なんだかんだでキューバ(?)です。MI6でなくCIA側に着き、ヘラクレスに殺されかけ、ロシア人科学者を新007から奪い、めちゃくちゃ泣けるシーンに突入。ああ無理書きながら泣けてきた。そしてやっぱり黒tux最高ですね、、、、一生これ着てて欲しい。車のシーンも最高。あ、"I'm in"の後に出てきた女性役Anaちゃんで「Knives Outじゃん!」となりました、良い。

Knives Outと言えば、5年後直後のシーンを撮ってたであろう時のクレイグさんの写真に「Wife's Out」ってキャプション付けてるツイートがありまして、正直そのシーンは笑うところじゃないはずなのに笑ってしまいました。あとイタリアのシーンは無駄にタンタンだった(見た目の話です)

話を戻しましてロンドンでM、Q、Moneypennyと再会。ここのQ落ち着きすぎてて凄い時間感じた。特にSkyfall観た直後なので「Qが歳重ねてる、、、」ってなりました……と思ったらいつもの愛しのQも垣間見えて幸せでした。新旧007の掛け合い良い。

ここら辺でMadelieneとSafinが感動の再会()を果たします。そして殺されかけパーティーの首謀者Blofeld(とMadeleine)と再会しますボンド。"My only brother's name is Felix Leiter(雰囲気)"ばかほど泣いた。ひたすら泣いた。

(ここら辺で御手洗いに行かざるを得なかったため一度席を立ちました。近隣の席の方々申し訳なかったです)

戻ってきた頃にはMadeleineの実家に居りまして、ボンドの子であろう同じ青い目をしたMathildeがひょっこり顔を出しておりました。めちゃくちゃ可愛い。(でも目の前で出てきたばっかの知らない男性がママとキスしてたら嫌じゃない??)。急にりんご剥き出して父感出してくるボンドさんも可愛いです。

さてこの時点でまだ後1時間と少しあります。

差金悪ちょい役さんが追ってきてるのに気づいたボンドさんはMadeleineとMathildeを連れてカーチェイス。差金悪ちょい役さんにさよならしている間に親子がSafinに連れ去られます。あら大変。新007の車に乗って追います。ここで愛しのQ再登場、嗚呼好き。ボンドは007の名を奪還。乗り込んだ後接続切れてずっと007...?って語りかけてるQも好きです。

その頃Toxic Gardenにいる親子とSafin。めちゃくちゃ母してますMadeleineさん。庭の雰囲気も日本庭園模してて綺麗。親子は離れ離れになりMadeleineは紅茶で対抗します。

そしてSafinとボンドがついにご対面です!!!ここのボンドの登場シーンの眼!!!!光の当て方がもう最高すぎて語彙力。もうここら辺のシーンどうにかして毎日観たいレベルで綺麗。一通り口論の後、ボンドが土下座。ボンドの土下座が見れる日が来るとは!!!(からのbang!!畳開いてSafinとMathildeが落ちて逃げます)。

Mathildeは「私のDoudouがいない!」と逃げます。関係無いけど私も生まれてから19年間一緒のDoudouがいます、毛布ちゃんです。まじでDoudouはフランス人の子の命なので謎の説得力ありました。泣かなかったMadeleine偉いよ。

ここら辺でボンドとMadeleineが再会、そしてMathildeとも再会。同じ頃Nomi(新007)はロシア人科学者と共に逃げるも"You know what time it is? It's time to die"とヘラクレスに突き落とします、最高。控えめなアクション後、ボンドはNomiに親子を託す。Madeleineとの約束、そしてキス。うーーーんここの演出はあまり好きじゃなかったかな。

ミサイルで島を破壊するためQと再度連絡を取りながらサーバー室に向かい、次々敵を倒す。ここ!!!!!私が好きなダニエルボンドです!!!!!身ひとつで静かに倒してく感じ!!!!腕時計でひと笑いあり、Qの説明をまる無視して「できた!」と防壁を解除します。無視されるQも好きだよ。去り際にMathildeのDoudouをみつけてにっこりするボンド、、、かわいい、、、。

……とここでいきなり感情のどん底に突き落とされます。防壁が再び締まり、ボンドとSafinの最後の戦い。ヘラクレスが体内に入り、勝ったものの死期が近づいてることを悟るボンド。防壁を開け、屋上に向かう。Madeleineとの最後の電話。これほどダニエルボンドの眼が碧くて良かったと思える会話は無いと思います。泣いた。

ミサイル着弾と共に面々が映されるんだけど全力で泣かせにきてるよね、知ってる。確実に死んでるはずなのに、何処かで生きていると期待してしまうんだよ、、、これまで何度も不死身感出してきてるんだもん、、。

葬儀の後であろうMI6の皆が集まりウイスキーを飲むシーンでMが読み上げる詩。"The proper function of man is to live, not to exist. I shall not waste my days in trying to prolong them. I shall use my time." 本当にダニエルボンドにピッタリ。

個人的には死ぬエンディングより今も何処かで生きているエンディングの方が確実に好きだけど、007は今のところダニエルボンドしか観ていないのでこのシリーズはこの終わり方って考え方で私は納得したい。元々007の中では異色だった筈なので。

エンドロール後の"James Bond will Return"は痺れた鳥肌立った。でもダニエルボンドは本当に終わりなんですね、お疲れ様です。総じて愛が溢れるボンドをありがとうございました。

10/5追記: 新007が黒人女性なの、私は凄く良いと思ったとだけ書いておきます。理由としては、やはり007はジェームズボンドでなければ、ダニエルクレイグでなければ、と思わせてくれるから。黒人でも女性でも00になれるという意味が込められているのもわかるし良いと思うけど、それに加えてNomiがいることでよりダニエルボンドが007で良かったと思えるのがミソだと思います。

また、鑑賞後に改めてNTTDのポッドキャストを少しずつ聴いているのですが、そうかジャマイカで書かれたのか原作は。そして撮影1年前から集まって内容練ってたり、6代目の映画を制作するにあたってどうやって原作と今までの007映画に新しい風を吹かせられるか考えたのかとか、脚本に携わった人たちとか、007映画作りを父から継いだ兄妹とか色んな人の話が聞けて幸せ。所々聞き流しすぎているのでまたちゃんと聴きます、ちなみに今エピソード3。
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