えな

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのえなのレビュー・感想・評価

4.8
上映開始時刻から20分近く広告映像流すのなんとかならないの…長すぎる。ただでさえ本編長くて終盤トイレ行きたかった!終盤、ボンドがトイレを我慢して急いでるようにしか見えなくなって困った。でも途中トイレに行かなくてよかった。1秒も無駄なシーンがなかった。すべての瞬間がパーフェクトで素晴らしかった。
数日前にprime videoで「ジェームズボンドとして」というドキュメンタリーが公開され、公開日前日にちらっと観たら前半は見たことある内容だったので、まさか本作のネタバレはないだろうと思って後半まで見てしまったんだけど、終盤ラストシーンの話がはっきり出てきて「おいおい!」と涙目でドキュメンタリー再生停止。ラストシーン知ってしまった…としょぼくれて本作を鑑賞したのに、、ラストシーン全然違うやんけ!!!(ラストシーンではなくラストに撮影したシーンだった)もー!ドキュメンタリーなんか見なきゃよかった。でも前作スペクターでのボンドはいまいちキレがなく、歳を感じてもう引退かなあと思ってたのにスペクターの撮影でクレイグは骨折したまま器具をつけてアクションをして、それでキレがなかったことを知った。完治した本作では前作よりキレッキレボンドで普通にかっこよかった。顔はおじいちゃんだけど、ゾンビのように無限にわいてくる敵たちに近距離から撃たれても決して被弾しないのはジェームズボンドだから。やっぱりかっこいい。Qもあんちゃんからすっかりおっちゃんになってた。電車での別れでお腹をおさえてた伏線からの幼い娘。演技に見えない演技がすごかった。3歳くらいに見えたけど、一体どうやってるんだろう。ラミマレック唐突に出てきて強敵に見える不思議。弱そうなのにやることひどすぎてもうすこし内面を知りたかった気もする、小説か何かで全部出してほしい。
前半キューバで出てきた女エージェント、キュートな上に強くて最高だった〜!少し前に観たナイブズアウトでクレイグと共演してた主演(準主演?)のアナデアルマスだった。戦うシーン、銃も蹴りも1コマずつすんごいかっこよくてしびれた。ポスターでほしい。私はアクション中に髪が顔に少しかかってるのがとても好きなんだけど本作は髪が顔にいい感じにかかる瞬間が多くて監督わかってるー!
キャリーフクナガ監督、完全に疑ってたことを謝りたい。ラストが不満だけど…あれは仕方ないのかな。いやなんとかなるやろそんなもん…。エンドロール後の言葉に期待できない。かなしい。なんでわざわざあんな展開に…と思ってしまう。そういってると途中も…いやもういいやwいややっぱり結末はいまからでも変えてほしい。(?)
しかし公開まで長かった〜。延期されてやっと決まった公開日の上から新しい公開日のシールが貼られたボンドの大きなパネルと一緒に写真撮ったのが去年の夏w
待ちくたびれて、見せ場シーンの橋からぶら下がったりバイクでジャンプしたりのシーンを動画で見過ぎて本編で観たとき迫力を感じず答え合わせのような感覚だった。
とはいえ公開&鑑賞できて本当によかった。プロットにつっこめる要素はいくつもあるけどみどころ満載ですんごい面白かった。ダニエルボンドが最後だと思うととてもかなしい。ずっとどこか少年のように純粋で傷つきやすくてけれど強くて野生的で頼れるジェームズボンド。スパイなのにすぐ名乗っちゃう。笑えたり泣けたりのあらゆる名シーンが忘れられない。クレイグのカジノロワイヤルで007を知って、ずっと追えて本当に幸せだった。ダニエルクレイグにはぜひまたアクション映画をやってほしい!!強いお父さん役がいいなあ。何かシリーズものもしてほしい!また戦うクレイグを追えたらいいな。さようなら、全てのクレイグボンド。ああ、さみしい。
えな

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