SYU

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのSYUのレビュー・感想・評価

5.0
2021/09/03
2021年92本目(劇場32本目)
監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
ダニエル・クレイグ
ラミ・マレック
レア・セドゥ

【愛を殺す"毒"】

世界を破滅に導く化学兵器を奪還する任務の為に、再びMI6に復帰した007/ジェームズ・ボンドの最後の闘い、そして最愛の女性マドレーヌの秘密に触れた事で最大の危機に陥っていく様を描く、D・クレイグ版ボンド第5作にしてシリーズ完結編。

1年以上もの公開延期を経てついに公開された最新作、待ちに待っていました、そして待たされた甲斐があった素晴らしい作品でした。

監督がS・メンデスから変わったのが不安でしたが杞憂でした、冒頭からの緊張感溢れるアクションとカーチェイスに一気に007の世界に没入し、2時間40分という時間でありながら、全編に満遍なく放り込まれるアクションの数々と、ボンドとマドレーヌが辿る運命から目が離せず、あっという間に時間が過ぎ、気が付くと自然に涙が溢れてしまいました。

お馴染みMI6のメンバーに加え、今作で初登場の女性007の活躍、前作に引き続き登場するスペクターの首領役のC・ヴァルツの不気味さも秀逸です。

今作はかなりネタバレ厳禁ですので内容には触れられません、恐らく賛否両論ありそうですが個人的には完結編として文句なしの作品となっていたと思います。

L・セドゥ演じるマドレーヌが変わらず美しく、そして今回は強くなっていたのが印象的、
更に今回はボンドに協力するエージェント役で出演したアナ・デ・アルマスの魅力が爆発していました、もっと出演時間が欲しかった、というか彼女を主演に1本撮って欲しいくらいに素敵でした。

このカッコいいクレイグボンドがもう見れないのは残念ですが、同時に新たなシリーズに期待をしてしまう一本です。

素晴らしいシリーズをありがとう!

そして・・・

"James Bond will Return!''
SYU

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