じゃがいも

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのじゃがいものレビュー・感想・評価

3.5
㉕終わらせに来た。ダニエル・クレイグが自身のボンドをどうしたいかしっかり考えているからこその五部作だった。軽薄で無敵の男らしい男であることが007の本質だったと言えるから、成長したり傷ついたりするクレイグ版は反発を受けるのも当然。でもドラマがある007は面白いし、シリーズを完結させることができるのは幸せなことですね。カーアクションも風景も豪華で良い。長回しはどうなんだろう。好きなようなそうでもないような。
監督の交代、制作の期限により、脚本作業は混乱した模様。でもフクナガとフィービー・ウォーラー=ブリッジによるキャラ造形は成功して欠点を埋めている。パロマ〜!アナ・デ・アルマス〜!!スピンオフとか欲しいよねわかる。
キャリー・フクナガはITを途中降板、NTTDを途中登板と大変そうなキャリアなので、これからは金と時間を十分に渡して好きにさせてくれる制作陣に出会えるといいな。今作ではかっこいいシーンもあるけど予告編で見た方がよく見える、、くらいの、映画としてめちゃくちゃ良いところまでは行けてない感。
次からは完全リアルタイムで体験できる007だから楽しみ。