安不二大气

顔たち、ところどころの安不二大气のレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.3
おもしろい
アニエスヴァルダの朧げな記憶が、現実と虚構を行ったり来たり。表情や言葉がリアルなのにしっかりカットは割ってたりアテレコしてたり、どこまで台本なのか分からずドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にしている。
インサートで過去のアーカイブ映像とかを差し挟むこともあり得ただろうけど、それをしていない点が作品に瑞々しさを与えてる。
貫徹した人間愛も見所。
今までに見たことないような映画だった。