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顔たち、ところどころのもちののレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.3
アーティストのJRと映画監督のアニエスのドキュメンタリーロードムービー。

2人が田舎を巡りながら、地元の人たちと交流して作品を作っていく。
写真を撮影して壁に貼るだけなんだけど、その作品を通してその人の人生や人となり、町の歴史が表されていたりして、画面越しでも思わず惹きつけられてしまう魅力があった。

でもこの映画で何より魅力的だったのは、おしゃれな画でも飽きさせないテンポでもなく、2人のやりとりだった。
時にはジョークを交え、時には意見をぶつけ合い、54歳も離れた友情とも家族愛とも言いがたい2人の関係性が本当に心地よくて、癒される。
ドキュメンタリーで1番好きな映画になりました!
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