もちのさんの映画レビュー・感想・評価

もちの

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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

1回目は映画館で、数年ぶりに2回目を家で見た。
前半でずっと周りにも自分自身にも抑圧されてきたアーサーをしっかり丁寧に描かいているから、本来であれば抵抗があるはずの証券マン3人を撃ち殺すシーンで解き放
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最初の家族とのやりとりにアブラハムの人柄がよく表れてて好き。
200ドルもぼったくったしたたかな孫娘に対して"大好きだ"と返して悪友のような顔を見せ、自分の右足にツーレックと名付ける頑固だけど子供心に
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今でこそ差別はいけないものという考えが当たり前になっているけれど、黒人奴隷が当たり前だった時代からここに至るまで急に変わったわけじゃなくて、様々な積み重ねの歴史があるんだということを改めて考えさせられ>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

今までMCUを観てきた全部がここに詰まってる。

映画の中のキャラクター達と同じように自分の現実の時間も流れながら毎作品楽しく、時には泣きながら観てた。

だからこそ、今回の映画では自分の思い出のよう
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スプリット(2017年製作の映画)

4.2

観る前は多重人格者が犯人のサイコスリラーってイメージだったけど、観てみたらイメージはそのままに全てが想像の遥か上を行ってた。
映画の中に自分もいるみたいに本当に終始ドキドキハラハラして観ちゃう。

1
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

アクションは凄くてめっちゃテンション上がったんだけど、展開やストーリーは詰め込みすぎで個人的には全体的に不完全燃焼になっちゃった。

海中の種族の違いとか、アクアマンのキャラ、海ならではの自由な動きと
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

事件の見方が180度変わった時、今までの違和感が全て線となって繋がって本当の事件の流れが見えてくる。

ミケルは精神病を抱えてるイーベンのことを理解していた、そして誰も自分達のことを理解してないことも
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

4.2

ガサツで愉快なフランクと拘りが強く静かなウォルト、正反対のような2人の老人の物語。

最初は孤独を紛らわすように何となく一緒に1日を過ごしていくが、日々を積み重ねていく内に2人の間に少しずつ友情が芽生
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CUBE(1997年製作の映画)

4.3

久々の鑑賞。
上下左右に扉がある立方体の部屋の中に集められた男女数人が、いくつかの部屋に仕掛けられている殺人トラップをかいくぐりながら出口を目指すっていうシンプルな設定。

シンプルだからこそハラハラ
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レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙/刑事グラハム 凍りついた欲望(1986年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

クオリティとかエンタメ的には新しいレッドドラゴンの方が上だけど、個人的には雰囲気や人物を掘り下げが深いこっちの方が好き。

愛される存在になる、これがダラハイドの夢。
夫人の目にガラスを入れることで、
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.5

思っていたよりもコメディで、思ってたよりもピュアな物語ではなかった。

でもヴィクトリア女王の愛嬌や一筋縄ではいかない感じが、可愛らしくも今まで色んな重圧に耐えてきた強い女性を感じさせてカッコよかった
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マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!(2017年製作の映画)

3.5

60年代のロンドンの空気感を感じるための映画。

マイケルケインを始めとして、出てくる人も音楽もアートもファッションも何から何まで本当に全部かっこいい!

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.8

久々に見返したら全く違った面白さを感じた。

弟の死から歯車が欠けてしまった家族が、スピヴェットの冒険をきっかけに再生する物語。

父親の無骨さや母親のぎこちない歩み寄り、偉そうな態度を取りつつもちゃ
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ピアソラ 永遠のリベルタンゴ(2017年製作の映画)

3.5

ちゃんとタンゴを聞いたこともなくピアソラも知らずで観たけど、バンドネオンの音にガツンと引き込まれた。

ふんわりとタンゴの歴史やピアソラ自身の歴史などを知りつつ、ホームビデオなどでピアソラの人柄なども
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

脚色されているとはいえ、実際にインドでは生理を穢れとして扱っている中で、ナプキンを男のラクシュミが作るっていうのは本当に大変だったと思う。

そんな大変な中でも、安くて良いナプキンを作り続けたラクシュ
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.0

世界観と美術、役者、音楽などの外堀は最高なはずなのに、肝心のストーリーがイマイチ。
子ども向けなのは分かるけど、予想通りすぎる上に見せ場もあんまりない。

あとキャラクターの深みがあんまりなくて、トン
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

生きている限りどうにでもなるという言葉をよく聞くけど、じゃあ死んで取り残されたゴーストはどうすればいいの…?

全身にシーツを被ってる出で立ちだから表情も何も分からないし、声も一切発さない。
ポルター
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

子供は純粋にプーさん達の大冒険を楽しんで、大人はプーさん達の純粋さが胸にくる物語になっていて、家族で楽しめる映画って感じ!

大人になったクリストファーロビンに自分を重ねつつ、プーさん達のちょっとした
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

5.0

国際版の時にカットされていたマノハリを聴けて大満足…!
アマレンドラバーフバリの色気が桁違いだし、女性のダンサーさん達も皆色っぽい!
サントラの会社があげているyoutubeで動画自体は見ていたけど、
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

思ってたよりもちゃんとヒーローしてるヴェノムに驚きつつ、宣伝で最悪って煽りすぎて肩透かしくらった。

敵と主人公の両サイドから時系列順に進んでいくんだけど、淡々と物語が進んでいくから描写が多いわりにあ
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.3

今までとは打って変わって、ちょっとクライムサスペンス色も付いたストーリー。
あと1作目からあった、優れた頭脳があっても整った研究環境が無いっていう実際の社会問題へのメッセージもより強くなってた。

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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.0

1作ずつ完結してると思ってたので、2の怒れると3の闘うで前後編に分かれていてビックリ。

10人にもなると誰かしらキャラが薄くなったりしそうだけど、旧メンバーのキャラはブレないまま新キャラもいい味出し
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

4.0

職にあぶれた各分野の研究者や学者達が、生活費のためにギャングを結成して麻薬の密売を始めるが……ってお話。

チームで各々の分野の知識を生かして色々やるって映画は今までにも観てたけど、化学、数学、考古
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

クイーンの音楽に、クイーンの歴史に、フレディマーキュリーの生き様に…力づくで引っ張り込まれたような体験だった。

パワフルで時に情緒的なクイーンの音楽が、フレディマーキュリーのパフォーマー的なカッコよ
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トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド(2014年製作の映画)

4.0

トリクシーが可愛くて強くてかっこいい!新キャラのバトルザウルスもカッコよくてめちゃ良い!

トイストーリーシリーズはいつもワクワクとハラハラと、最後には笑顔を届けてくれるので大好き。

最後のみんなで
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.8

自分の強みは打たれ強さ。
もうずっと試合には勝てておらず、それは武器じゃないと否定され、時には観客から馬鹿にされる……そんな中でも諦めず、相手に向かっていく姿がカッコいい。

お父さんのことを大好きな
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

もっとホラー感強いかと思ったら、スリラー感強めな家族ドラマって感じだった。

音を立てれない緊張感や迫ってくる恐怖の演出が上手くて、観ながらこっちまで緊張した。
ツッコミどころがちょいちょいあるけど面
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