日本推理作家協会賞や江戸川乱歩賞受賞歴のある、薬丸岳氏原作小説の映画化。
少年Aこと、酒鬼薔薇聖斗による神戸児童殺傷事件を基にしたとされる衝撃作。
原作以上に、映像も心に重くのしかかるシーンの連続でした。
職場で親しくなった同僚、やがて心を許し友となった。
しかしその友を、かつて日本中を震撼させた事件の犯人・少年Aではないかと疑い始める・・・
一度犯した罪は一生拭えないのか、一度崩れた人生は修復できないのか?
事件によって、多くの人たちの人生が狂わされ、癒えない傷と共に生きている。
見えない何かと葛藤しながら、生きていく・・・
とてつもなく、やるせない。心に重く突き刺さった。決して作り物の話ではない。
元少年Aを瑛太さんが演じています。その友を生田斗真さんが演じています。
心が通っているようで、通わせることができない2人。
絶妙な演技を見事に体現されています。すごいです。