べーやん

友罪のべーやんのネタバレレビュー・内容・結末

友罪(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしては考えさせられる内容。サブストーリーが多く、収集がついてない印象だった。メインの益田と鈴木の話は精神的に大人になりきれてない人達が多く苛立ちを覚えることが多かった。特に益田に関しては、看取る直前で真実を話そうとしたり、マスコミにうんざりと言いながらマスコミに勤める元同僚に現職場に少年Aがいることを教える。写真が無断で使われたことに怒っていたが、無断で使わなくても、情報提供した時点で勝手に元同僚が写真を撮りに行くことだってできる。その益田の行動が理解できない。最後に2人が泣く顛末は、益田のアクションがきっかけとなっているのだから、「友達だから生きてて欲しい」は胡散臭かった。自分が原因となることもわかっての同僚へのアクションなら、その方向性での心情を描くべきだし、殺人犯と知っても本当に友達だと思えた人としての描き方ならこの展開は違うと思った。ストーリー展開として益田の意図しないところで殺人犯とバレてしまう展開の方が感情移入しやすいと思った。例えば付き添いの病院で元同僚の方から少年Aに気付き、勝手に仕事場まで押しかけてくるなど、、、瑛太の演技には文句なしでした!
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