ふわとろ

コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)のふわとろのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

一期から二期の中盤までを描いていたからどう繋げるんだろうと思ってたけど二期の最初の部分のまとめ方が上手かった。

TVアニメではルルーシュ視点で描かれていたけどこの劇場版ではルルーシュの視点をカットしてスザク(ブリタニア側)の視点から見てる形で物語を進めているのが面白かった。スザクの新規映像もかなり増えてたし!
本当にブリタニアから見たらゼロが復活してるのにルルーシュが普通に学校生活を送ってるなんて混乱しただろうな笑

この章の一期の部分で言うとやっぱりユフィのシーンが記憶に残る。

ユフィの「皇位継承権は捨てました。でも本当に大切なモノは何一つ捨てていないわ」というセリフで自分の地位を捨て、他人の幸せのために行動を起こすユフィの覚悟を感じた。
自分も自分の大切なものをちゃんと理解しておかないといけないと思った。

その後、ユフィの最後にスザクが言った「行政特区日本は…大成功だよ」というスザクがユフィについた優しい嘘のセリフで涙が止まらなかった。

Cの世界でCCとのやりとりの中で、
CC「限りあるもの、それを命と呼ぶ」
ルルーシュ「違う、生きているから命のはず!」
CC「同じことだ。死があるから人は生を実感できる」
ルルーシュ「言葉遊びだ!そんなものは!」
と言葉や演出で世界を騙してきたルルーシュが最後に言葉遊びだとCCの考えを否定したり、シャルルに殺されようとしたCCに対して、「そんな顔で死ぬな!最後くらい笑って死ね!必ず俺が笑わせてやる、だから」と言うセリフを言ったようにルルーシュのCCに対する感情が変化しているということがすごく分かる印象的なシーンだった。
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