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コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)のメルのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

3部はかなり哲学的な内容だった。

シャルルは嘘のない優しい世界を求めた。ただ、それをルルーシュはありのままでいい世界は変化がない、生きるとは言わない思い出の世界に等しい、完結した閉じた世界と言った。押し付けの善意と言った。ルルーシュはあくまで他人に優しくなれる世界を求めた。その手段としてのゼロリクイエムには鳥肌がたった。自分を憎悪の象徴に仕立て上げて、正義の記号ZEROに自身を打たせる。ルルーシュの生き様は見てて惚れ惚れだな。

1〜3部を通して、話の展開がとても綺麗でかなり作り込まれた作品だと思った。ただ知将が無双する作品なら数多くあるが、コードギアスはキャラの扱い方や哲学的テーゼ、どれをとっても凡作とは一線を画す名作だと思った。
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