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去年の冬、きみと別れのLのネタバレレビュー・内容・結末

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

全然期待してなかったのに、びっくりするほど面白かった。
こういう最後騙される系にまんまと騙されるタイプなので伏線回収のどんでん返しが普通にすごいと思った。山本美月ちゃん死ぬわけない何かあると思ってたけど死んでなかったのね。
僕は当人達自身で当人を成敗するみたいなこと言ってたけどこういうことね。

にしても良い作品が撮れない自分の弟に良いインスピレーションを与えるために、弟が前から目を付けていた女を監禁して写真撮ったけど良い写真撮れないからって、火をつけて殺して、そのシーンを撮るように弟に良い機会を与えたって。それだけでも狂ってるのにそれを丸々話しちゃうあたり、そんな自分をわざと抱かせて、あなた婚約者を殺した女を抱いたのよって言うあたり...本当に全て狂ってる。多分1番狂ってるのはお姉ちゃん。

出てくる人もれなく狂ってるな。
狂わざるを得なかった状況だったり事件があるわけだけど。特にお姉さんとか大変だったんだろうけど。いやいやって感じの狂い具合。役者の怪演が絶妙で最高だった。

岩ちゃん終始メガネで知的な感じで役のイメージともあってるんだけど、笑顔の方が良いなと思った。シリアスめなやつより笑ってる楽しそうな役の方が合ってる気がした。別にファンじゃないけど。

第2章から始まって事件のトリックを話すにあたって過去の話を振り返っていくっていうスタイルも面白かった。映像作品なのに本を読んでる感覚だった。

変だと思われるかもしれないけど、僕の中では木原坂の姉に真相を聞くまで君と別れた感じがしなかった。君の仇を討つために僕も怪物になることにした。君の彼氏が怪物じゃいけないから去年の冬別れた。タイトルもはあなるほどって感じ。

あとは、美月ちゃんメインで出てくるかと思ったけど全然出てこなくてもう少し出て欲しかったなと思った。
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