やすきー

コンプリシティ/優しい共犯のやすきーのレビュー・感想・評価

3.7
試写にて鑑賞。
上映前のトークショーでLiLiCoさんやロンモンロウさんが本作の感想を語ってくれた。

本作は、不法滞在の身になってしまった中国人チェン・リャンが、他人になりすまし、山形にある蕎麦屋に住み込みで働き始めるとうもの。
店主の弘、娘の香織、二人で切り盛りする蕎麦屋で初めて知る日本の家族の厳しさと優しさに居心地の良さを感じつつも後ろめたさがある彼を見ていると挨拶程度の日本語しか話せないし、関われば関わる程に真実を打ち明けづらくなるしで、どうしようもなく切なさを感じた。

実際に日本で起きている不法滞在のリアルを描いている今作。
日本には彼のような人を救える法があっても良いと感じてしまった。

2020年9作品目
やすきー

やすきー