やすきーさんの映画レビュー・感想・評価

やすきー

やすきー

踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!(2026年製作の映画)

3.6

14年ぶりに青島が帰ってきたというだけで、胸が熱くなります。

本広克行監督、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広が再集結したことも、ファンには何よりの贈り物です。正直に言えば、あのキャスト達だっ
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

『ゆれる』は、一本の吊り橋から始まる兄弟の物語です。母の一周忌で帰郷した弟・猛と、実家を継いだ兄・稔。幼なじみの女性が渓谷で転落死し、その場に居合わせた兄が裁かれることになります。サスペンスの形をして>>続きを読む

超かぐや姫!(2026年製作の映画)

3.9

Netflix配信の好評を受けて劇場公開に至った作品。映画館では観ませんでしたが、最高に面白かったです。

古典のかぐや姫は、月へ帰る運命を受け入れるしかない存在でした。そこに描かれたのは、抗えないも
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オデュッセイア(2026年製作の映画)

3.9

三千年前の叙事詩を、ノーランが撮る。それだけで観る理由は十分ですが、172分の航海を終えたとき、これは「冒険活劇」である以上に、一人の男が帰り方を問われる物語だったと気づきます。トロイア戦争後、故郷イ>>続きを読む

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ(2026年製作の映画)

4.2

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、『ノー・ウェイ・ホーム』から4年後を描く新章です。世界中から忘れられたピーターが、手作りのスーツで孤独な戦いを続けています。あの決断を知っているほど、冒頭>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025年製作の映画)

3.4

原点回帰しながら、恐竜映画と怪獣映画の境目まで踏み込んだシリーズ第7作。

陸・海・空に生息する3大恐竜からDNAを採取する任務は、危険なステージを順番に攻略するゲームのよう。ギャレス・エドワーズらし
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爆弾(2025年製作の映画)

4.0

酔って警察に連れてこられた男が、都内で起きる爆発を予告する。取調室から動かない佐藤二朗と、爆弾を止めようと走る山田裕貴。その静と動が同時に時間を削っていく。

スズキタゴサクの言葉はふざけているようで
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ウィキッド 永遠の約束(2025年製作の映画)

3.9

前作で選んだ道の違いが、エルファバとグリンダを「悪い魔女」と「善い魔女」の立場へ引き離していく。それでも、二人が相手から受け取ったものまでは消えない。

結末を知っていても、友情が歴史の語り方によって
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HELP/復讐島(2026年製作の映画)

3.8

横暴な上司と部下が無人島へ漂着し、会社で決められていた上下関係が役に立たなくなる。生き延びる能力を持つ者が主導権を握ると、二人の会話は協力から心理戦へ変わっていく。

サム・ライミらしい痛さと悪趣味な
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テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ(2024年製作の映画)

3.8

孫を装った詐欺電話で1万ドルを奪われた93歳のテルマが、自分で犯人を探しに行く。補聴器やスクーターをスパイ道具のように使う発想がおかしい。

高齢者を守られるだけの存在にせず、危なっかしくても本人の意
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コンパニオン(2025年製作の映画)

3.6

恋人に愛されるため作られたアンドロイドが、自分の設定に気づき始める。「理想の彼女」が相手の意思を消した存在だとしたら、その恋愛は誰のためのものなのか。

ホラー、SF、ブラックコメディが軽快に入れ替わ
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近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

3.0

失踪した編集者が集めていた記事、映像、音声。その断片をつなぐほど、無関係に見えた怪談が近畿地方の「ある場所」へ寄っていく。

原作の、ネットを調べてはいけない深部まで進んでしまう感覚を、映像資料の粗さ
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ひゃくえむ。(2025年製作の映画)

3.9

100メートルなら、すべての答えが10秒ほどで出る。生まれつき速いトガシと、走ることで現実から逃れようとする小宮。同じ直線を走っていても、二人が賭けているものはまるで違う。

息遣い、足音、顔の歪みま
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ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025年製作の映画)

3.5

誕生秘話を繰り返さず、すでにヒーローとして知られた4人を家族として描く。1960年代風の未来都市や宇宙船のデザインが、ほかのMCU作品にはない色を出していた。

世界を救う規模の話でも、リードとスーが
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スーパーマン(2025年製作の映画)

4.2

ジェームズ・ガン版のスーパーマンは、最強だから希望なのではなく、人を信じることをやめないから希望に見える。

ヒーローも怪獣も次々出てきて忙しいが、中心にあるのは「優しさは時代遅れなのか」という問い。
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エデン ~楽園の果て~(2024年製作の映画)

3.4

文明を離れてガラパゴス諸島へ渡った人々が、理想郷を作ろうとする。自然が厳しいから壊れるのではなく、閉ざされた場所へ持ち込んだ自尊心と支配欲が共同体を崩していく。

ジュード・ロウ、アナ・デ・アルマス、
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WEAPONS/ウェポンズ(2025年製作の映画)

4.0

午前2時17分、同じクラスの子ども17人が家を飛び出し、一人だけを残して消える。走る子どもたちの姿だけで、説明のつかない悪夢が始まる。

担任、父親、警官など視点が切り替わるたび、同じ町の出来事が少し
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フロントライン(2025年製作の映画)

3.9

2020年2月、ダイヤモンド・プリンセス号で未知の感染症へ対応した人々を描く。医師やDMATだけでなく、官僚、船員、報道、家族、それぞれの場所から同じ混乱を見る構成になっている。

正解を知っている今
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プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

3.8

人間ではなく、若いプレデターを主人公に置いたことで、狩られる恐怖から「狩る者はどう作られるのか」という物語へ変わった。

追放されたデクと、下半身を失ったアンドロイドのティア。強さを証明したい戦士と、
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

ネット怪談の定番を、瀬戸内の小さな島と旅館へ移したホラー。触れてはいけないもの、毎晩行われる奇妙な儀式、閉ざされた部屋。前半は正統派の不気味さがじわじわ積み上がる。

ところが後半になると、怖がり方ま
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

NYのストリップダンサー、アニーが出会ったのは、ロシアの御曹司イヴァン。7日間・1万5千ドルの「契約彼女」として始まった関係は、豪遊の末にラスベガスでの結婚へ転がっていきます。華やかなシンデレラストー>>続きを読む

MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.7

1985年のハリウッドで、マキシーンはついに映画スターへの入口へ立つ。『X エックス』の惨劇を生き延びても、過去と街の暴力は簡単に手を離してくれない。

ネオン、ビデオ店、撮影所、実在の事件を思わせる
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.4

真面目に働いていた生活保護担当の公務員が、同僚の不正をきっかけに底なしの悪意へ巻き込まれていく。題名どおり、暑さと湿気まで人を判断不能にしているような映画。

北村匠海の「断れなさ」が善人というより弱
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.7

テレビ版の1話を、安彦良和が一本の映画として作り直した作品。作画の崩れで語られがちだったドアンが、戦争から子どもを遠ざけようとする脱走兵として掘り下げられている。

アムロがガンダムを失い、生身で島を
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サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

3.9

ヒーローになれなかった者たちが、誰にも言えない孤独を抱えたまま一つの部屋へ集められる。MCUのチーム映画なのに、敵を倒すことより「消えてしまいたい気持ち」と向き合う時間のほうが長い。

エレーナの虚無
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

29年分の任務と選択を背負い、イーサン・ハントが「すべてはつながっていた」と言わんばかりに最後の走りを見せる。

物語は複雑で長いが、このシリーズが守ってきたのは、世界より先に目の前の仲間を見捨てない
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6888郵便大隊(2024年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦中、滞留した郵便物を処理するため海外へ送られた、黒人女性兵士だけの第6888大隊。戦場へ届く手紙が兵士の心を支えると信じ、差別と劣悪な環境の中で仕事を進める。

「郵便を仕分ける」ことが
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

モデルの男女、富豪だらけの豪華客船、そして金が役に立たなくなる状況。場所が変わるたび、容姿、財産、労働力という新しい序列がすぐ作られていく。

上品な階級批判ではなく、船酔いも排泄物も全部見せて笑わせ
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.3

カナは退屈すると仕事も恋人も簡単に投げ出し、次の刺激へ移る。共感できない行動ばかりなのに、河合優実の顔から目が離せない。

生きづらさをきれいな理由で説明せず、誰かを傷つける側にも傷つく側にもなる若者
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

高級リゾートの塀の外へ出た瞬間から、旅行者ジェームズの常識が崩れていく。金があれば罪の結果まで回避できる世界で、人間がどこまで自分を甘やかせるのか。

ブランドン・クローネンバーグらしい身体感覚の気持
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.5

高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達」。刺激的な設定だが、描かれるのは性より、誰にも触れられず誰にも必要とされない老後の孤独だった。

利用する側も働く側も、寂しさをお金で埋めている。それを管理する若いマ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

田舎の農場から抜け出し、映画スターになりたいパール。夢を語る姿はまぶしいのに、思いどおりにならない瞬間の笑顔が少しずつ壊れていく。

鮮やかなテクニカラー風の画面と、ミア・ゴスの感情が正反対に見えるの
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2025年製作の映画)

3.7

超人血清を打っていないサムが、翼と盾だけでキャプテン・アメリカを背負う。その弱さを消さず、国家の思惑が絡む事件へ放り込んだところにサム版らしさがある。

空中戦の見せ方は気持ちいい一方、政治スリラーと
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.7

最悪の別れ方をした男女が、結婚式のために恋人のふりをする。展開は王道そのものだが、シドニー・スウィーニーとグレン・パウエルが意地を張り合う姿に勢いがある。

オーストラリアの景色、派手なすれ違い、少し
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アヌジャ(2024年製作の映画)

3.7

縫製工場で働く9歳のアヌジャに、学校へ進めるかもしれない試験の機会が訪れる。夢を選べば姉との生活が揺らぎ、姉を選べば貧困から抜け出す道が遠のく。

22分ほどの短編なのに、子どもへ背負わせてはいけない
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オメデタ⁈ そんなトコ(2025年製作の映画)

3.3

妊娠したふりをしたら、職場で急に大切に扱われ始める。嘘が大きくなるほど、女性の価値を妊娠や母性だけで測る周囲の態度まで滑稽に見えてくる。

エイミー・シューマーの暴走はかなり下品で、主人公に共感できる
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