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隣の八重ちゃんのchiyoのレビュー・感想・評価

隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)
3.5
2022/7/14
昭和9年のご近所付き合い、女学生同士の会話等、描かれる日常がほのぼのしていて微笑ましい。前者は隣人に窓ガラスを割られても大らかで、後者はお互いのおっぱいの話に夢中。そして、子ども同士は勿論、父親同士も母親同士も仲が良く、今では考えられないオープンさ。が、私の子どもの頃はまだご近所さんと顔見知りで、時に怒られたりもしたことを思い出した。ただ、八重ちゃんの姉が婚家から戻ってきてからは、ほのぼのさに少し亀裂が入る。とはいえ、姉にやきもきさせられる八重ちゃんが可愛らしく、ついつい八重ちゃんと恵太郎を応援してしまう。ラストのお別れでしんみりしたのも束の間、八重ちゃんのその後と一言に驚いた。てっきり両親と一緒に行くものとばかり。
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