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隣の八重ちゃんのangryaoiのレビュー・感想・評価

隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)
4.3
2014.02.28

大傑作。
戦前の世界がそこにはまんま映されてると考えたら、美しい世界だなぁ、と感じたよ!

ボーイッシュな接し方する八重ちゃんはアイドル映画の先駆けだと思うのです。隣の家に住む啓太郎さんと密に接して、家を行き来する不純異性交遊と取られてもおかしくないレベルの輝かしき青春時代を送ってて羨ましい。
それにしても啓太郎さんせこいわー。アプローチ受けても何食わぬ顔するの、いつも。保身。

そんな八重ちゃんのユートピア生活も、お姉ちゃんが嫁ぎ先から逃げてきてから崩れてしまう。啓太郎さんを誘惑する姿を垣間見る八重ちゃんは可哀想。
ムキになって啓太郎さんの弟を映画に誘う姿が可愛らしい。そんな二番手の弟可哀想ね。

ラストに近づいて起こるある事件で、啓太郎さんの得意な何食わぬ顔もなくなり、ことの重大さが示された。


八重ちゃんを演じた逢初夢子さんはまだご存命とのことでビックリしてる。現代とはかけ離れた世界がここには映されてるけどそんな昔の世界じゃないんだなー、、と少し感慨深くなりました。