光州事件の存在を初めて知った。
執拗に追ってくる暴徒化した軍。
でもその軍の中にも主人公たちが逃げる途中で見逃してくれた人がいたあたり（これも事実であることを願う）、やっぱりなんというか争いであってもやっぱり心を持った人間同士なんだよな、と思った。
正義の反対は悪ではなくてもう一つの正義であるとも最近学んだけど、こういう悲惨な事件は繰り返されてはいけない。
犠牲になった方たちがいる世界に私たちは今生きている、というか生かされているのだとも改めて思った。
昔なにかで、砂漠？でもう飢えて生き絶えそうな子供がぽつんと座り込んでいて、それを隣で鷹が待っているという構図の写真が有名になった時、この写真を撮っている間に出来ることがあるんじゃないのっていう批判がすごくあったことを覚えている。
あとは過剰に話を膨らましたりする印象を受けることも多いから個人的に報道やメディアはあまり好きになれなかった。
でも平和な時代に生きているからそう感じるのかもな、とふと思った。
今は誰もが簡単に世の中になにかを発信できてしまえる時代だけど、真実を正しく伝え、正しく受け取ることができる、これこそが真の報道のあり方だと思った。
それに現代であっても信念を持って伝えようとしてくれている素晴らしい方たちもきっとたくさんいる。
自分の考えの浅はかさにも気付かされた。
