きしだギレンホール

小さき勇者たち 〜ガメラ〜のきしだギレンホールのレビュー・感想・評価

2.7
三重県志摩市。海沿いの街で、主人公・透はある卵を拾う。しかし、そこから産まれた亀・トトは、空を飛んだり、たった1日で大きく成長したりと不思議な亀で…。

決して出来が悪いワケではないのです。子供向け夏休みムービーとしてはなかなかの完成度だと思います。ただ、ひたすらに地味なのです。

まず、キャストを見てみましょう。津田寛治、寺島進、田口トモロヲ、石丸謙二郎etc…。どの俳優さんも実に堅実で安定感のある演技を魅せてくれます。しかし、彼らはみな名脇役なのです。言ってしまえば、人間ドラマパートのメンツに華がないのです。本作を地味たらしめている最大の要因は、この花形の不在という点だと思います。

そして、本作に登場する怪獣がそこまで怖くないのもマイナスです。あまりにもアニメ調にデフォルメされたガメラにはがっかりさせられました。まぁ子供向け映画なので、トトはしょうがないにしても、敵役であるジーダスのデザインはもっと怖くして欲しかったです。つまり、怪獣映画のキモである恐怖という部分も弱く、印象に残りにくいのです。