TooL

小さき勇者たち 〜ガメラ〜のTooLのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

幼児向けのウルトラマンみたいな映画だった。
ウルトラマンがそのままガメラになっただけ。






⭕️好きな点

・序盤はなかなか好きな雰囲気。海の町の食堂の夏休み。

・小さいトトが飛ぶシーンかわいい。小さいトトのままが良かった。

・ママにトトと呼ばれて亀もトト。

・寺島進が映画がグッと引き締める。

・年上隣部屋幼なじみ夏帆ずるい。





⭕️好きじゃない点

・子どもが緋石をリレーしていくとこ。感動みたいに描いてるのがキモ過ぎて見きらんかった。一回映画停めた。
てかさ、あの演出はどう考えてもガメラは緋石を使って子供を“洗脳操作”出来るって解釈でいいよね?自分のピンチに幼子を操り死地に向かわせたってことしか考えられんよね。そう考えんと知らない子が『トト』と言う名前を知るわけないもんね。
そもそも最初から透も洗脳操作されてたのかもしれない。そうすると無駄に怪獣に近づきにいくあの無茶な行動も理解できる。こわ。
リレーや最後の子供達でガメラを逃すシーンを感動シーンみたいに描いてるのは、気づく人だけ気づけばいいという相当エグいブラックユーモアなのかな。



・ジーダスのデザインが雑過ぎる。それこそ子どもが考えたんかいってレベル。あのデザインもしかしてゴジラのオマージュです!とか言わんよな。だったら許さんからな。


・こだわりなんかもしれんけど、何でせっかく「少年の夏休みの物語」扱ったのにカラーが全体的にセピア寄りなの??!!
青い空、白い雲、蝉の鳴き声じゃダメやったん?じゃなんで舞台を夏にしたん?
そのこだわり説明して!!


・トトでかくなっても目がデカいのがなんかアガらない。せめてパワーアップしたら見た目ゴツくなれば良かったのに。結局はじめから吐けたプラズマ火球フィニッシュかい。


・ジーダスが現れた理由。そして30年怪獣現れなかった理由はないの?ガメラってそういうところ大事にするシリーズじゃなかった?


・無駄にジーダスの捕食シーンだけエグい。この雰囲気の映画ならあのリアルなエグさいらん。キッズムービーなのか大人ムービーなのかの緊迫感のバランスが崩れとる。










前情報でいろいろ言われてたけど【夏・冒険・少年】のジュブナイル映画もガメラ映画も両方大好きなオレならいけるかも…?!
と期待していたが、どうもこうもなかった。

9歳以下にオススメ!
TooL

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