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犬猿のfilmanamisのネタバレレビュー・内容・結末

犬猿(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウザくて憎らしいけどそれでもほっとけない、だってきょうだいだもの!

ぶっ飛んでて凶暴だが要領の良い兄
地味でダサいが勤勉で真面目な弟
デブスで拗らせてるけど賢くて仕事のできる姉
馬鹿で仕事できないけど胸と顔と愛嬌で何とかする世渡り上手の妹
嫉妬、羨望、プライド、愛憎が渦巻くドロドロ感!良き!

窪田くんと新井さんは言わずもがな、江上さんの演技に脱帽。ストロー咥えながら見つめたり、豪快に吹き出したり、汚くなったタオルに顔埋めたり…拗らせた卑屈で可愛くない姉の体当たり演技、素晴らしかった!

後はなんてったって、あの役にGOサインを出したみぃこの事務所よ、あっぱれ!ええ仕事した!はまり役でしたね!

結局は無い物ねだりなんですけどね。
愛情表現が下手な兄も、お兄ちゃんにガン飛ばされて目を泳がせてキョドる弟も、テンション上がって部屋で個性的なダンスしちゃう姉も、英語が喋れると信じて一生懸命聞き流す妹も、なんて愛しいの!

大喧嘩後の仲睦まじい様子に寒気を感じたのも束の間、睨み合いながら爽快に終わる最後が好きでした。
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