犬猿のネタバレレビュー・内容・結末

「犬猿」に投稿されたネタバレ・内容・結末

吉田監督作品なので自分は好きだろうと思いながらも。新井以外のキャストに魅力を感じなかったため結局劇場にはみにいかなかったがめちゃくちゃおもしろかった。
観る前は魅力を感じなかった俳優陣も含めて4人全員が良かった。
お笑い芸人としては毛嫌いしていたニッチェの演技が予想外に良かったのに驚いた。
ゲロ?ブチまけが最高。
泣けたし、ラストも好き。
名前ど忘れしたが、つい先日ニワトリスターでみたヤクザが序盤新井にシバかれていた。この人のチンピラ役もハマっていて好き。
本当は好きなはずなのに、近すぎてうまくいかない
自分より不幸になれと願ったり傷ついてると自分も痛んだり、よくわからない。苦しい。
最後結局!!!笑
でもそこがいい!
はーーーー。
もう。ほんと吉田監督、すごい。
えぐられまくった。。。
お兄ちゃんと仲悪い私が、まんまと号泣させられ、お願いだから、ハッピーエンドにして。と祈ってた。。

はじめ、新井さんの暴力と筧さんの頭悪そうで棒演技に本当イライラしたけど、二人とも最後には愛されキャラクターに変わってました。さすがとしか良いようがない演出。なのか、キャスティング。なのか。

兄弟愛にしても家族愛にしても。歴史が長いから積み重なったものがあるよね。

たった一人しかいない兄弟なんだから。って、母親に言われたのとおんなじ台詞で、チクチクした。
昔は仲良かったんだよな。。

63

喧嘩のキッカケなんて覚えてなかったりするけど相手への憎悪だけは絶対忘れないんだよね。血の繋がりがあると尚更。

消えてくれ〜って願ったり、言ってしまったりするけどいざ居なくなってしまう!って状況になると急に愛しさが込み上げてくる。

血の繋がりがあるからこその相手へのぐちゃぐちゃな感情がすごい。


愛憎って言葉がぴったりな映画だった。


(実際はもっと仲良くして!って感情しかなかったです…)

窪田正孝さんの目つきが本当に人を殺しそうで素晴らしかった。
ニッチェの江上さんの演技力に脱帽。本当に嫌いになりそうだった。
なんか適当にみよ〜っと、と思って観たら、
よかった。。。

わたしも2人姉妹で2こ下の妹がいるんだけど大学時代くらいまでずっと嫉妬してた。わたしの妹は常に輪の中心にいる人間で、みんなの人気者で、しかも成績は常にオール5。わたしはぼちぼち勉強はできたけどオール5なんて取れなくて、友だちもなかなかできなくて修学旅行の班決めであまりものになっちゃうような人間だった。まさにこの映画の姉と妹の関係。闇と光。
ニッチェの劣等感にひたすら共感した。でもこのニッチェはもし短い期間でもかわいいと言われて過ごす期間があったりとか、彼氏ができたりしたら、「だめでも許されるし、だめなとこも愛してもらえるんだ」って気付けたんだろうし、そうしたら妹も愛せたんだろうけれどその期間がなくてここまでこじらせてしまった。ニッチェは実際に居てもやはり「イタイ女」だと思うけれどそれは外的要因が多いと思う。自分の考え方は自分だけで作るものでは決してなくて、周りの人が大きく、むしろほとんど関与しているんじゃないかなと思う。わたしが流されやすくて意思がないだけかな。
そう思うとわたしが妹に嫉妬しなくなったタイミングは初めて彼氏ができたタイミングと同じだな、と気づく。映画と関係ないけど。

兄弟のほうは弟側に共感した。ちみちみちみちみやってたのにするっとお兄ちゃんが成功した時のやり切れなさ、持ちたくない嫉妬、劣等感、でもそれを認めたくない気持ち。でも最後の新井浩文の「本当に知らなかったんだ」には泣いた。

光側が完璧なんじゃなくて、光側も悩んで、嫉妬して、うまくいかなくて、っていうのがよかった。最後も好き!
それぞれのきょうだい喧嘩の末、カズナリの兄は恨みをかった奴らの襲撃を受けて刺され、マコの姉は手首を切った。
カズナリは一瞬救急車を呼ぶのを躊躇ったが、兄弟は救急車の中でお互いの思いを吐露する。それはマコと姉が乗った救急車の中でも同じだった。
同じ病院に搬送された二人は、一命を取り留める。屋上で四人は食べたい物の話で盛り上がり、それぞれのきょうだいに平和な空気が流れた。
拘置所で面会し、出所後の仕事について話す兄弟、昼休みに仲良く弁当を食べ、料理の話をする姉妹。しかし、些細なことからまた言い争いが始まった。
姉は嫉妬の目で、マコは気持ち悪いモノを見るような目で、カズナリは怒りの目で、兄は殺すような目で、お互い睨み合う。
素晴らしい
おどろおどろしい中にも
殺人がないのが良い
兄弟ってこういうもの
吉田監督は毎回キャスティングが最高すぎる。そのキャラクターにがっちりハマる役者を用意してくれる。

ストーリー的には、「まぁそうなるよなww」って悪い言い方をすれば展開の読める映画なんだけど、この作品では2つの兄弟と姉妹の問題ありまくりな関係を主体に、それをとても面白おかしく描いていたので、別に映画の問題点には感じませんでした。

悪趣味な編集とか役者の演技の映し方はヒメアノールっぽさが残ってて好きでした。

今年公開予定の 愛しのアイリーン はヒメアノールを超える血みどろ映画と噂を聞いているので、そちらもまた楽しみです。
新作で観た
はっぴーえんどじゃなくて好感。
姉の立場でみがち
印刷会社の営業として真面目に働く主人公のもとに、強盗罪で服役していた兄が出所して戻って来る。凶暴で問題行動ばかり起こす兄を嫌悪しつつも、主人公は恐くて逆らうことができない。
そんな主人公の取引先の小さな印刷所には、勤勉で仕事もできる女社長がいる。彼女は責任感も強く周囲の信頼も厚いが、太っている見た目にコンプレックスを抱いていた。一方、女社長の下で働く彼女の妹は不真面目で頭は良くないが、可愛らしい見た目から男にチヤホヤされていた。
2組の兄弟、姉妹はお互いを見下しつつ一緒に暮らしていたが、兄の商売の成功と、弟と妹が付き合い始めたことをきっかけに、それぞれの微妙な関係に変化が訪れるのだが…という話。

気づいたら、僕が同監督のフィルマークス登録作の半分を観ている吉田恵輔監督の映画。
前作の「ヒメアノール」や「さんかく」「麦子さんと」など、分かっていてもどうする事もできない人間の性や狂気を描くのに長けている監督さんだと思う。

同性の、特にあまり仲の良くない兄弟姉妹がいる人が観ると、色々と心にグッと来るものがある作品。僕もその1人で、しかも兄貴が昔ヤンチャだった(^^)
期待以上に愉しめた。

兄弟というものは一番近くて古くて長い付き合いの比較対象であり、似ていないようで近い部分も多く、うっとおしくて同族嫌悪のような感情抱いてしまうのだが、それでもどうしても気になってしまう存在。そんな愛憎入り混じる感情を、独特の間のある演出と頓狂な逸話を交えて見事に描いていた。
2組の主人公たちの、堅実で社会的には成功している方の人物が、暗い感情を露わにして、最後には物理的なケンカを仕掛けてしまう展開が意外で面白かった。また、兄弟を疎んでいるはずなのに、他人に兄弟の欠点を指摘されると思わず反論してしまう複雑な心理には「分かるわ〜」と納得してしまった。
終盤は、なんだかんだ言っても、血の繋がりの絆の強さは尊いことを感じさせてくれて予想外に泣けてしまった。兄が幼少期の弟に誓ったことや、妹が姉に薦められたことを大人になって自然に守っているというエピソードも何だかしみじみとしてしまった。
弟役の窪田正孝のヘタレ演技や新井浩文のバイオレンスな芝居はさすがだった。女性陣の演技もなかなか良く、陰湿な姉妹関係を大熱演していた。
観終わって、自分も兄が死んたりしたらやはり泣くのだろうなあと思った。

この映画、冒頭がかなりトリッキーなのですごいビックリした。本編始まってると気づかずに、DVDのスキップボタン押したのは僕だけではないはず(^^)
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