ミミック

鈴木家の嘘のミミックのレビュー・感想・評価

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)
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自分に関係ないと切り捨てても依然日本では年間三万人が自殺で亡くなってる。

死を真正面から扱う作品は、作り手にどれほどの覚悟があるのか伺いながら見る傾向があるけど最後にはこの作品に携わってくれてありがとうと思うようになる位素晴らしい作品だった。
もっと多くの人に見られるべき作品だし、今までアンテナに引っ掛かってなかった自分の感度の鈍さを恥じる。

コロナによってさらに個は分断され、経済状況も人によって異なる上他者を気にかける余裕も無くなってきている。
心が内に向き過ぎると調子が崩れてしまうことは誰だって起こりうる。

家族が、身近な人が急にこの世から去ったらどのような心持ちでこの先過ごしていったら良いのか。この映画はその予行演習をしてくれる。
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