途中までは、「薄いな〜、浅いな〜、あざとすぎる〜、女の子の下後ろからのスカートの中が見えそうな描き方嫌だな〜」とか思ってあんまり好きじゃなかったけど、後半でそれを見透かしてましたと言わんばかりの展開に。
膵臓の病気で余命がある女子高生のさくらと、人に興味のないクラスメート。たまたま病院でさくらの日記を読んで、クラスで唯一病気のことを知る存在に。2人で過ごしていく中で、旅行の伏線がクライマックスでやってくる。いつ死ぬかなんて誰にも本当にわからない（でもこの展開は、びっくりするけどあまり好きじゃない）。
ただ、お互いが「君」と呼び合う意味や名前の意味、選択をして生きているということ、人が生きる意味について深く考えられる作品。私はさくらの「人と繋がることで生きる意味がある」に納得がいかなくて、1人で生きる意味を作っている彼だっていいじゃんと思ってたのを最後できちんとまとめてくれたし、映像は綺麗だったのでぼちぼちよかったかな。
原作も読んでるけど、そこまで刺さるかって言われると微妙。
