Naoya

君の膵臓をたべたいのNaoyaのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)
2.7
他人に興味を持たず、いつも一人本を読んでいる高校生は、ある日病院で『共病文庫』と記された文庫本を拾う。クラスの人気者の女の子が、膵臓の病気で余命僅かであることを知る。住野よる原作小説の映画化。出会いにより、お互いの世界が変化していく姿は魅力的。病気が題材にありながら、それを軸に、2人の関係がより深まっていく姿は青春もの。アニメショーンらしい色彩の鮮やかさが際立つ、優しい雰囲気がよく出てます。次第に病気が前面に出てくるが、病気を患う重たさも描かれつつ、そんな中でも人と関わる素敵さが滲み出てます。ファンタジー色ある部分が世界観がズレた感もあるが、アニメならではでもある。総じて良いヒューマンドラマ作になってます。中でもやはり、終盤のあのシーンは今までのシーンを集約するような場面で心持ってかれそうになります。
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