無名のひと

ゴースト・ブライドの無名のひとのネタバレレビュー・内容・結末

ゴースト・ブライド(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

結婚前に花嫁オルガを亡くした当主は、オルガの死後写真を撮り、処女を生け贄にしてオルガを復活させることに成功する。
これがそもそもの始まりだった。

ナスチャは婚約者ヴァンヤの実家へ向かう。
彼の実家には、姉リズとふたりの子ども、彼らの曾祖母がいた。
曾祖母は2階の部屋から滅多に出て来ないから心配しなくても良いと言われる。
リザは、明後日ここで結婚式をあげようと性急にことを進めようとするが、ヴァンヤはすぐにでも帰りたい様子。
その日の夜、ナスチャが入浴していると、自分と瓜二つのなにかを目撃する。
ナスチャが朝目を覚ますとヴァンヤはおらず、リザに聞くと町まで買い物にでかけていると言う。
ひとりで過ごしていたナスチャは、通風口から子どもたちが出入りしているのを見る。子どもたちは、そこを遊び場にしていた。
中に隠し部屋があり、ナスチャはそこでオルガの銀板を発見する。
ヴァンヤは夕方になっても帰って来ず、携帯電話に何度連絡しても繋がらない。
ナスチャは再び自分の幻を見て倒れ、一族の女医に手当てをされ、処女であるかどうかを訪ねられる。
咄嗟のことで頷いてしまうナスチャ。
不気味な家から逃げようとするナスチャは、女医が屋敷の裏手にある離れに行くのを発見、尾行する。
その離れにはヴァンヤが監禁されていたのだ。
ヴァンヤはナスチャに逃げろと言うも、ナスチャは小間使らしき男に捕まり、薬を飲まされてしまう。
夢うつつの中、ナスチャはオルガが当主を呪い殺した夢を見る。
結婚式当日、助けに来たヴァンヤと共に逃走するナスチャ。
ヴァンヤの言うところによれば、彼の家は呪われており、オルガの望むままに花嫁を生け贄に捧げなければならないと言う。
オルガの銀板を破壊すれば呪いは解けるのだが、どんなに探しても銀板は見つからない。
しかし、ナスチャは銀板がある場所を知っているとヴァンヤに伝えようとした時、再び追っ手に捕らえられてしまった。
ナスチャは棺に入れられ、とうとう儀式が始まってしまう。
オルガに乗り移られそうになるが、「この体は汚れている!」と叫び、儀式は失敗。
オルガは親族をも襲いはじめる。
リザは子どもたちをナスチャに託すも、オルガに取り憑かれてしまう。
銀板を手にしたナスチャを見て、オルガは許しを請うもそれは芝居で、再び襲いかかってくる。
銀盤を取り落としてしまうナスチャ。
娘に「ママ」と呼ばれてリザは我に返り、自ら火に焼かれて命を落としてしまうのだった。
生還できたのは、ナスチャ、ヴァンヤ、リザの子どもたち。
後日、売り出されていた屋敷を購入するために訪れが一家が、壁の穴から中を覗くと、奥に何のものかの気配が。
ナスチャは銀板を割ってはいないので、オルガの呪いはまだ続く…?


途中まですごく雰囲気はよかった。
そんなにヤバイ呪われた家なんだったら、結婚前に言っとけや。
銀板が見つからないと言っても、結構分かりやすい場所に置いてあったよね。
さっさと銀板を割ればいいものの、ナスチャがぐずぐずしていたためにリザが犠牲になってしまった。
結局銀板は割られてないもんで、屋敷にはまだ何かいるし。
儀式の時に周囲にいた不気味なやつらは誰なのよ、一族?
なんだかなー、惜しかったなー。
車が動かなければいいのにとか、絶望を煽るのは物足りなさを感じた。
ラストは結構あっさり終わって、「それだけ?」と肩透かし。
銀板を割ればいいんだったら、呪いに苦しめられる前に屋敷に火を放てば良かったのにね。
1時間半という見やすい尺だったために、ダレずに見られたのは良かったと思う。
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