ドエレーCOOOLなゴリラ

レザーフェイス―悪魔のいけにえのドエレーCOOOLなゴリラのレビュー・感想・評価

2.4
これをマスターピース"悪魔のいけにえ(74)"の前日譚とするにはあまりにも弱すぎる。

ジェディダイヤは(74版)ではなく、2013版の飛び出す悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲でのレザーフェイスの本名である。
ただ悪魔のいけにえ(2013)は、74版のオリジナルのその後の話を描いているので時系列通りにといえば今作⇒74版⇒2013版となっている。
これを悪魔のいけにえシリーズの正史としてしまうならば良いのかもしれないが、本当にややこしい事に、この悪魔のいけにえシリーズは派生作品が多く正統派続編であるのに無かったことになったり、シナリオが書き直されリメイクされたりだのもうワケがわからん状態。

レザーフェイスというホラーヒーローのカリスマ的存在の彼がどのようにしてレザーフェイスとなったのかを描いた今作だが、期待していた話と全く異なっていて、個人的にはソーヤー家が何故あんなトチ狂った一家になってしまったのかにもっと焦点を当てて欲しかった。理由も特に何も無い方が怖いけど。
一ホラー映画とすれば悪くはないはずなのだが、どうしても"悪魔のいけにえ(74版)"の前日譚として、ジェディダイヤがレザーフェイスとなってしまった理由、そう観てしまうにはやはり弱すぎる一本だった。
飛びだせ悪魔のいけにえ2013Verが好みなら良い作品なのかも。