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レザーフェイス―悪魔のいけにえのmgcのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最低版カッコーの巣。
最低ロードムービー。
バイオレンス・ゴアシーンはなかなか良かった!

あたおか家族から保護された幼きレザフェくんは、10代になっても精神病院にぶち込まれていた。マッマはレザフェくん奪還を諦めておらず、病院に不法侵入し結果精神異常者たちが暴動し脱出。
粗暴なカップルに人質にとられた新人ナースの主人公と大人しく更生ぎみだったレザフェくん。とデブ。カップルはメキシコへ亡命しようと国境を目指す。

ここの逃亡の手立てをするための最低な強盗シーンは見もの。
少しずつ、レザフェくんが「殺し」の快楽を思い出してしまう。

そこで通りかかったのがもちろんテキサス。かつて幼きレザフェに娘を殺されソーヤー一家打倒を目論み奮闘してたいる保安官が勘付きレザフェを追い詰める。

しかしサイコたちが上手くまとまるわけはなく、過激な保安官の活躍もありカップルとデブが死亡。

観念すればいいもの、ぴーひゃら逃げ出すレザフェくんと主人公を保安官が追い詰める。かつて娘を殺された農場でレザフェくんを手にかけようとしたその時、案の定ソーヤー一家が飛び出してくる。爪が甘い保安官と主人公はいつものお家に運ばれ...

保安官とのカーチェイスにより顔がズタズタになったレザフェくん。プッツンしてついにチェーンソーを握り保安官を切り刻む。
「あなたは良い人よ〜」とかぬかす全く余計なことをして振り回してくれたアホ主人公の首を獲る。13金のマッマばりの首チョンパ。スッキリ〜

やったぜ!今回もソーヤー一家の勝利だ!

意欲作だけど全て「なんで逃げないの?撃たないの?そうしないの?」という甘いプロットで展開が進んでいく。

そして保安官以外の全員に全く感情できない。保安官もやべー奴として映るようになってたけど娘やられたらアレぐらいするでしょ。いたたまれないなぁ。

(そう思うと、被害者遺族の保安官がソーヤー一家に復讐をやり遂げる完全セルフパロディの「悪魔のいけにえ2」は良い振り切り方をしている。さすが原作者。)

〜一家の逆襲や今作のように、レザーフェイスは「育ちのせいで殺しをさせられてるかわいそうなヤツ」として掘り下げて描くのはやめた方がいいとつくづく思う。

「何考えてるかわからない」がレザーフェイスの全てで良いんだ。
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