LuckyMOTOMIYA

リディバイダーのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

リディバイダー(2017年製作の映画)
2.5
2017年、ティム・スミット監督、チャーリー・キンディンガー、オミッド・ノーシン脚本によるSFアクション・スリラー。

エネルギー資源の枯渇に瀕した近未来の地球。大手企業アルタプレックス・エネルギー社は地球を複製し、地球を複製してエコー(The Echo)と呼ばれるもう一つの地球を作り出し、そこから資源を調達、確保することを目論むが云々、といったお話。

物理学者で元NASAのパイロット、主人公ウィル・ポーターを演じるのは、2014年『ザ・ゲスト』で主演を務められたダン・スティーヴンスさん。

現実世界は客観的な視点で描写されるものの、主人公ウィルが活躍する複製世界、エコーワールドはいわゆる"FPS"(First-person shooter)、つまり一人称視点で描かれております。

従いまして、あの超美形、ダン・スティーヴンスさんのご尊顔を拝見できる機会は極めて限定的、嗚呼、誠にもってモッタイナイことではございませんか。

"FPS"のアクション・ゲームに習熟された方にとっては後半は特に面白いかも知れませんが、ワタクシ、あまり馴染みがないものでして、ダン・スティーヴンスさんの演技をもっと堪能したかったなと、製作者側からすれば全く身も蓋もない感想を抱いてしまいました。

原題は"Kill Switch"ですが、邦訳にもなっております"Redivider"という別題もあるようです。直訳すれば「再分割するもの」、なるほどと思わせる題名ですし、単語それ自体が回文になっているところも味わい深いものがございます。
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