多くの人に観て欲しい。
39分と短い物語の中に、ジェンダーマイノリティの理解に役立つ'感覚'がすごく細やかに描かれている。
教師、クラスメイト、友達それぞれが持つ当事者への理解と偏見。どの言動が当事者を傷つけるのか、あの言葉なのか、その行動なのか。傷つけないように選んだ言葉が凶器になったり、守ろうとして行ったことが裏目にでたり。
黒板に大きく書かれたLGBTの文字。
存在を訴えるために生み出された言葉は差別のレッテルにもなる。
難しいことなんて本当はない。どの性別を好きになろうと変なことはない。だけど、私はあなたが好き、と堂々と言えない。
異質なものを怖がる相手がいて、拒絶の恐怖に怯える自分がいる。その恐怖は思春期には何倍にも膨れ上がっている。(と大人になった今そう思う)
だけどあの子の大胆さと勇気よ。リアルにそんなことできっこない(少なくとも私は出来なかった)、と思うけどそうゆう事を描くことが次の勇気につながるんじゃないかと思った。
カランコエの花言葉はー
'あなたを守る'。