死せるお豆腐

カランコエの花の死せるお豆腐のネタバレレビュー・内容・結末

カランコエの花(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

学校生活に1人はいる存在とか場の雰囲気とか、その辺の共通認識を作り出すのが上手すぎていたたまれなくなった...こういう学校の雰囲気大っ嫌いだったなあ 仲のいい友達の予期せぬ発言に驚いて、特に気の利いた言葉も何も言えなくなって黙っちゃう感じとか、再現性高くてとにかくリアル

ただ保健室の先生が余計なことをしたなあ
でも実際のところあれが現実だよなあとも思う
生徒たちに考えるきっかけを与えたのはよかったんだけど 最後の保健室での会話のシーンを見るに、彼女は現状で満足しているようだったし何より幸せそうだった 先生としては、彼女にとって周りに言いにくくなってしまっている環境の中で、話しを聞いてあげて一緒に喜んであげることが一番の優しさだったように思う
結局先生が生徒たち話したのは、特別な事象として偏見を持っているからこその偽善的な行為に感じた
でもきっと薄っぺらい授業をしちゃうとこ含め、鈍感な大人たちという観点からもわざと描いて警鐘としているんだろうな

いかに日常に溶け込ますか、だと思う
死せるお豆腐

死せるお豆腐