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カランコエの花のすみのレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
3.7
最寄りのTSUTAYAで見つからなくて一生観られへんのか、、ってしょんもりしてたらU-NEXTにありました。ハッピー。
結構良かった。40分で余計な描写もなく、それでいて登場人物たちの感情が切れ味鋭く描かれててクオリティは高い。
あの子の気持ちを考えると胸が潰れそうになるな、、良かれと思ってLBGTの授業をしたはなちゃんも、「わたしたち気にしないから」という言葉で庇ったつもりになってたあの子たちも、みんな一緒なんだよな。
「LBGTは異質だから普通は理解されない、だから理解しなくては」って姿勢は当の本人を傷つけるのではなかろうか、、だってその人にとってはそれが当たり前なんだもん、わざわざ「異質」あることを前提にしなくても良くない?
今田美桜ちゃんに「レズビアンなんかじゃない」って庇われたとき、あの子はどんな気持ちだったんだろうな、、
庇おうとしてくれたことが嬉しかったのかもしれないし、「なんか」って言われて自分の感情全部を否定されたような気持ちになったのかもしれないな、、
同性愛者って左利きの人と同じくらいの人数がいるってどこかで聞いたことあるんだけれど、友達に背を向けて着替えてたあの子も、気持ちを考えろって怒ってたあの男の子も、はっきりとした答えは分からなくてもその一部だったのかもしれないなーーー。
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