主演2人の演技が良いのと、風景シーンが絵になり、素敵。
題材は思い切っていて、現実味はないけれど、フィクションと思えば楽しめる。
こんなに子供が悩んでるのに、親が自由すぎる。親も昔は子供だった、みたいな改まり方で、それを自分で言うのか？と疑問に思った。パートナー交換する話も学生の時からの組み合わせだったんだというところも、想像すると気持ち悪い。自分の親がそんなことしてたら引いてしまう。子供の方がよほど俺たちは一緒になっては行けないんだと途中までよく考えている。最終的には一緒になったのだが、この話のテーマって、世間的にどう思われても好きな気持ちは止められなかったっていう、理解されなくても良いから一緒でいる選択肢を提示していると読めた。序盤で、ユウがゲイかもしれないとミキが誤解するのも、結局は親の影響だったという話で、親の影響はこの人格形成に影響を与えていることが分かる。そこが『ママレード』に繋がると解釈できる。役者に壇れいさんなど、ラブコメに出てこないような人が出て来ているのも、そういう背景がありそう。ラブだけではないんだ、と。
