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モリーズ・ゲームのpenのネタバレレビュー・内容・結末

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

脚本家アーロン・ソーキンの初監督作品はまるで音楽映画のようだった。
長台詞の応酬は歌うようであり、使われる文法や単語はリズムを刻み、編集は台詞の為にある。
映像的興奮は個人的にはあんまりだったけど、役者陣の声、台詞を言う姿に聞き惚れる。言葉と名前の映画。
自らの強さを誇示しようとし、支配欲を満たそうとし、
勝利への渇望を前に愚か者に変わり果てていく男達の中で光るモリーのしぶとさ。血と立ち上がる姿に、
同時期に公開された『アイ、トーニャ』を思い出した。二本立てで観るならこの2つ。
ただし個人的には『アイ、トーニャ』のふてぶてしさの方が好き。
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