キミシマユウキ

アンロック/陰謀のコードのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
3.3
かつて敏腕CIA尋問官だったアリスは過去の事件をきっかけに引退し静かに暮していた。
しかしある日、あるバイオテロ計画野容疑者を尋問するためにCIAに呼び戻されるが…

『ドラゴンタトゥーの女』(スウェーデン版)のヒロイン役
!!ノオミ・ラパス!!
主演の女スパイ映画。
スパイ映画だし出演も豪華なので何となく鑑賞。


  「裏切者は処罰されなくてはならない」

地味ィ~にちょくちょく作られている”女スパイ映画”の一つ。
その中でも頭一つ抜けることが出来ず、凡作に落ち着いてしまった印象だ。
主人公が元敏腕尋問官という肩書設定は珍しくてちょっと期待できたのだが、
その後の裏切り裏切られ的な先の読めない展開が面白いもののありきたり。
一応飽きさせないためにアクションシーンを満載に挿入してくるが興奮するほどの映像構成でもない。
う~ん邦題のすぐにでも忘れそうな名前も含めてもうどんな話だったか忘れてきた…(笑)

そして何より豪華キャストの無駄遣い感!!!
まずノオミラパス!!ファンの皆様ごめんなさい!!
タイプではないです!!
ドラゴンタトゥもスウェーデン版3作全部見てるけど断然ルーニーマーラ派だし、、、
あとは小汚くなっても美しいオーランドブルームだったり、マイケルダグラスだったり、めずらしく悪役じゃないジョンマルコヴィッチなどを惜しみなく使います。
素材はいいのに調理が下手でした。

とりあえず女スパイやるなら
『ソルト』のアンジェリーナジョリーとか
『アトミックブロンド』シャーリーズセロン
『コロンビアーナ』ゾーイーサルダナ
『レッドスパロー』ジェニファーローレンス
レベルの話題性と美しさを兼ね備えた主演に差し替えてからやり直してください。

女スパイ好き、裏切り裏切られ展開好き、そしてノオミラパスのファンの方々はお願いだからこのレビューを読まないでくださ…じゃなくてオススメの作品