かのん

殺人者の記憶法のかのんのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
3.3
アルツハイマーの殺人鬼 × 新しい殺人鬼
ビョンス(ソルギョング)は娘と暮らすアルツハイマーの元連続殺人鬼。アル中DVの父親を殺したことをきっかけに、殺人を掃除として次々と手を掛けていた。ある日、接触事故で出会った謎の男、テジュ(キムナムギル)。その目つきでテジュが殺人鬼だと気づくが、警察には取り合ってもらえない上に、娘の彼氏として現れる。ビョンスは1人でテジュを捕らえようとするが、短期間で失われる記憶。そして再び連続殺人事件が発生する…

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「監督には最大限メイクは減らして私自身が老いるという意思を伝え」、10kg以上減量したソルギョング。「目つきや立ち振る舞いに気迫があるし、痙攣するたびに記憶を失うシーンにはゾクゾクした。シリアスな一方で、アルツハイマーであるが故に張り込み中にペットボトルにトイレをし、そこで記憶を失ってお茶だと思って飲むシーンなど、思わず笑ってしまうようなシーンも。個人的にはこちらのラストの方が好き。
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