サリンジャー

殺人者の記憶法のサリンジャーのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
4.2
韓国映画といえば、武器がトンカチと斧!
それにはもう飽き足らず、まさかのアイロンまで使ってきたぞ!!

アルツハイマーの元連続殺人者のお話。
韓国としては珍しい小説からの映画化!

認知症の主人公の主観で観ているため、記憶なのか、過去なのか、妄想なのか、明確にわからず話しが進んでいるところがミソ。

傑作「メメント」を想起させるような手法で見応えあり。
どうなるか、こうなるのかと二転三転と展開があり先が気になっていく。

主人公の心の声や、肉まんを頬張る姿や、思い出し笑いなど、可愛らしさがあり、殺人者なのにもかかわらず、嫌いになれず応援したくなる。
傑作「オアシス」以降久しぶりに見たソルギョングの演技には脱帽!