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バッド・ジーニアス 危険な天才たちのmickのレビュー・感想・評価

4.4
1回目は映画館で、2回目はTSUTAYAプレミアムで再視聴。

家でゆっくり見て思ったけど、リンとバンクはこのカンニングを機に真逆になってしまうということ。最初のリンはお金儲けができれば良くて、バンクは頭が良く、それを良しとは思わなかった。悪いことを悪いと認められるか、悪いならもう開き直って全部やってやろう!と思うかの分岐。ただ、これも2人が"負け犬"のポジションだからこそこうなってしまったんだよな…お金は人を狂わせてしまうね、

グレースは"友達"だから協力して!一緒に留学行こう!って誘うけど、やっぱりそれは本当の友達じゃないよ〜。グレースは純粋無垢に描かれてるからこそ、本当にリンを思って言ってるのかもしれない けどそれは努力を怠って友達に甘えてるだけ なんなら対等に見ていないよね。金持ちと貧乏の根本的な認識の差、なんだかすこしパラサイトを思い出したな 

展開わかってるのに二回目もハラハラして死にそうだった、、でもほんとうに2人は天才、すごい 極限状態まで追い込まれてるのにクッキーとアーモンドジュースで吐いたように思わせるって思いつく?? あとはひたすらお父さんの優しさが目立つ映画でした。いい父。
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